(このへんは便利ですよね GA4、の図)
世の中のマーケターを自称するブロガーたちにより GA4 についてのドキュメントは手厚く用意されてきました。
しかし大半は
- 移行の方法
- 公式ドキュメントのコピペ
- 神ガイドこと ga4.guide さんのコピペ
で、有益な記事はまだあまりありません。実際にやってる人からしたら絶対お前エアプやろと一目でわかる「解説」記事もあるのでイラついている人も多いのではないでしょうか。
1. やってみたことと結果
本記事は 2022 年 5 月時点の内容です
背景と課題→謎多き「推奨イベント」の設定とアウトプットについて
GA4 には「推奨イベント」というものがあります。
公式では「これらのイベントをウェブサイトまたはモバイルアプリに追加すると、より有益なレポートの生成に加え、新たな機能と動作の測定を行うことができます。」と紹介されています。
purchase イベントなんかは最優先でアンロックすべきで、これを設定してないと「収益化」のレポートが表示されなかったり探索の「ライフタイムバリュー」が意味なかったりするようです。
が、その他の推奨イベントに関してはまだ情報が不足しています。
そこで、本研究ではとりあえず試しやすく需要が一定ありそうな「share」について(小規模サイトで雑に)実装し、GA4 内でどういう風に結果が表示されるのかを見てみようと思いました。
結果→推奨イベントならではの恩恵はまだないのでは?
推奨イベントを便利に分析できる機能が「今後」追加されるということは、現時点では未対応なのでは?という結果。
とはいえ「コンテンツ(ページ)をシェアされたイベント」についてある程度細かく分析できるようになるのは有益かもしれないので、企業によってはとりあえず設定してみてもいいかもしれません。
2. 推奨イベント "share" を Tag Manager で設定してみる
[1]. タグマネージャで「share」イベントを作る
[2]. パラメータを Google 指定の形式にする
[3]. トリガーを設定する
[4]. 指定のパラメータを受け渡すように設定
カスタムイベントの実装方法については神ガイドを参考にしてください。
https://www.ga4.guide/setting-implementation/event/custom-event-example/
トリガーが難しい
非エンジニア・アマチュアコーダー程度の情弱なのでココで詰みました。
UA ではデータレイヤーの変数に「socialAction」など固有のデータを入れることができました。
GA4 では該当するものが見つからなかったため、いったん「SNS ボタンをクリックされたら発火」という条件でトリガーを作成しました。
※これだとシェアせずにやめた場合もカウントされるので正解ではありません。あくまで推奨イベントの挙動確認なのでスルーしてください。
で、検証用として
Twitter シェアボタンがクリックされたとき
- パラメータ「method」に「Twitter」
- パラメータ「item_id」に「{{Page Path}}」
を渡すように設定し、タグマネ内でテストをして「シェアされたページの URL 」を無事に受け渡せていることが確認できました。
参考(UA 時代の情報):
3. 「レポート」と「探索」における推奨イベント "share" の表示のされ方
レポート内での挙動
カスタムイベントは、「レポート」内では特に設定などしなくてもカウントなどが表示されます。
レポート -> エンゲージメント -> イベント -> share を選択
"item_id" パラメータが独立した表になっており、シェアボタンが押されたページの URL とユーザー数が表示されます。
これは推奨イベントだから表示されているとかではなく、スクロール率を計測するカスタムイベントを見ても「Scroll_percentage」が表になっているので、「取得したパラメータを表示する」というカスタムイベント共通の挙動です。
レポートに関しては「ライブラリ」でカスタムレポートを作ることもできるのですが、カスタムレポートの生成画面でも特に share イベントの結果を設定するような項目はできていませんでした。
探索内での挙動
GA4 の「探索」は、自分でデータの分析形式を作る必要があります。
とりあえずカスタムスクロール率をページごとに見るときと同様に、「自由形式」で表を作ります。
自由形式 -> 表(デフォルト)
- 行:item_id
- 列:(分析したい任意のディメンション)
- 値:イベント数
※準備:
- [設定] -> [カスタム定義] で item_id をディメンションとして登録
※補足:
- 列には分析したい軸を指定
- 値をイベント数にすると総イベント数の相対数になるので、セグメントで「shareイベントを含むイベント」を条件にする(これやらないと purchase イベントとかのほうの "item_id" と重複しますよね?知らんけど)
で、たとえば列に「地域」を指定すると下記のようになり、デフォルトのレポートより一段深掘りした結果になります(地域名は画像処理で適当に変えてます)。
へぇ~、レポートと違って探索はいろんな軸で分析できるんだね~
とは思いますが、これは別にスクロール率というカスタムイベントと同じで、推奨イベントならではの「恩恵」は特にありません。
4. とりあえずアップデートと公式ドキュメントを待ちます
特に恩恵がない原因として考えられるのは
- 検証用でサンプル数が少ない
- Twitter のみで検証し、method に固有の値を入れ込んだのが悪い
- content_type を省略したのが悪い(必須ではないのですが…)
などの可能性もあります。
しかし、GA4 は明らかにβ版の状態でリリースされてるわけですし、推奨イベントは「順次開放」なのかもしれません。
ということで現場から言えることは以上です。実際に手を動かしてる人たちがこういうドキュメント書いてくれることを願っています。むしろ教えてほしい。